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オールド・ハーレーオーナー必見! 是非覚えて頂きたいタペット調整術!! : コラム #1 image0

コラム #1.

オールド・ハーレーオーナー必見! 是非覚えて頂きたいタペット調整術!!

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オールド・ハーレーオーナー必見! 是非覚えて頂きたいタペット調整術!!

 
正月2日目の早朝6:00… 能天気な着信を奏で、ボクのiPhoneが鳴った。。。
何事か!! ベットより飛び起き、iPhoneを手に取る。
そこに表示されていた名前は、iPhoneの着信音を更に上回る能天気な男、
そう…. ボクの古くからの友人の名前であった。。。
『あっ! おっちゃ…』ん、の、んの字を彼が発する前に、ボクは素早く電話を切り、再びベットへ。。。
もちろん、直ぐさまiPhoneはボクを呼び戻すのであった。。。
 

男:『おっちゃん!!』
私:『おっちゃんじゃ、ね〜し…..』
男:『あけましておねでとう!! 今年も、よろピク!!』
私:『……………………….。』  で、ナニ??????
男:『あの〜、オレのアーリーなんだけど(彼の愛車は数年前に購入した69年式アーリー・ショベル)さぁ〜、
これから初詣ツーリングに行こうと思って、キック踏んだ訳。んで、エンジンは掛かっただけど、
なんかさぁ〜、プッシュロッドが、カタカタ鳴ってんだよね〜』
男:『昨日も乗ったんだけどさぁ〜、昨日は全然気にならなかったんだよな〜』
男:『そんでさぁ〜』
私:『おのれ〜 今から引き上げに来いってっか!!』
男:『いやいや、ちゃうねん、ちゃうねん (^^;) 』って、あんたいつから関西人になったんじゃ!!
( 困った時にこうなる、関東の人間って、時々居ますよね…….. )
男 : 『いやいや、ちゃうねん… だからさぁ〜、あの〜、タペットの調整の仕方、どうだったっけ???』
 

- 2014年1月2日の早朝6:07。かくして炎のタペット調整セミナーは開始された -
 

以下は、私が現役バリバリのアーリー・ショベリストだった頃、会得したタペット調整の方法である。
緩みまくった、愛しの我が67年式アーリーショベルのプッシュロッド….
愛車にさんざん泣かされつつも、私はそのアーリー君と共に走る事を決して諦めなかった…
正式な調整方法は勿論の事、この方法以外にも多々、タペット調整のやり方はあると思うが、
ツーリング先等でのトラブルや緊急の際には、必ず役に立つ調整方法であるので、
オールド・ハーレーのオーナーの方々には是非覚えておいて頂きたい。
 

[ タペット調整においての基本的な考え方 : 完璧な圧縮と完璧な排気を目指す! ]

ハーレーのエンジン、フロント&リア共に [ 吸入 ⇨ 圧縮 ⇨ 爆発 ⇨ 排気 ] と、この行程を繰り返しており、
それぞれのステージでのピストンの動きと共に、インテークとエキゾースト・バルブ、更にはタペットも連動する。

この一連のメカニカル的な動作の状況を、それぞれのステージにおいて理解される事をまずはオススメさせて頂く。
ピストンとインテーク及びエキゾーストバルブ、そしてタペットの動き方を承知していれば、
タペットの調整をする際、臆する事無く作業に取り掛かれる事だろう。

そして、タペット調整においての基本な考え方として【完璧な圧縮と完璧な排気を目指す!】を、どうか覚えておいて頂きたい。
出先等々でプッシュロッド廻りのトラブルが発生した際など、この考え方をベースにすれば、問題に冷静に対処する事が可能である。
 

 用意する道具 
プラグレンチ / 細くて長めのドライバー (ピストンの位置を確認する為に使用) / やや大きめのマイナスドライバー
(プシュロッド・カバーを外す為に使用) / レンチ 1/2”×2本, 7/16″×1本。
※ 殆んどの場合、これらのサイズのレンチで対応可能。但し、使用されているタペットにより、レンチのサイズが異なる場合も有り。

では、いよいよその極意を伝授させて頂く。
 

まず、プラグとプッシュロッドカバーを外し、タペットの動きを見ながら……
 

1) インテークバルブが閉じた瞬間:エキゾースト側プッシュロッドを調整 (完璧な圧縮)
吸入が終わり、ピストンはこれから圧縮へと向かう=この時ピストンは下死点。

 

2) エキゾーストバルブが開く瞬間 : インテーク側プッシュロッドを調整  (完璧な排気)
爆発が終わり、ピストンはこれから排気へと向かう=この時もピストンは下死点。

  

この調整作業を、フロント及びリアのエンジンでそれぞれ行う。
 

上記 1) 2) それぞれの状態の時、ピストンの位置は下死点となるが、4ストロークエンジンであるハーレーの場合、 
1回の行程(爆発)でピストンの下死点は2回来るので、念の為、上記調整をフロント&リア共に、念の為2回づつ行うのがベストである。
 

上記調整を行う際、ピストンの動きも同時に確認しエンジンのメカニズムも理解しよう!
プラグホールから細いドライバーを差し込み、ピストンの位置を実際に確認して見て欲しい。
但し、ドライバー操作は優しく。くれぐれもピストンの頭に傷等を付けぬ様注意!
 

最後に、プッシュロッドの調整加減であるが、油圧タペットの場合は指で回して比較的スルスル回る感じ…
ソリッドリフターの場合、ちょっとキツ目な感じ。。。
 

オールドエンジンの場合、エンジンそれぞれの状況や状態により、ヘタリ具合等様々であるので、
マニュアル的な数値が役に立たない場合も大いに考えられる。
故、最終的な調整の可否は現場判断となって来る訳なので、調整後、まず実際に空キック等を行い、
エンジンの圧縮具合を必ず確認して欲しい。そしてそれがOKの様であれば、次に試乗を行い、
プッシュロッド廻りからの異音の確認、更には加速の状況、バックファイヤーの発生等を確認して欲しい。
 

油圧タペット、ソリッドリフター、プッシュロッドの方式、チューンドされたエンジン等々、
古いハーレーのエンジンは仕様や個体差が様々であり、またこの周辺のトラブルは、将来的  (もしかする
とごくごく近い将来) に、エンジン全体に大きなダメージを及ぼす可能性も考えられるので、
最終的な調整や整備は、必ず行きつけのプロショップにて行う事をオススメする。

 

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上記、調整方法の伝授により、私の友人は、その後、300kmに及ぶ初詣ツーリングに参加。
伊豆で採れた海の幸、山の幸を堪能しつつ、その日の夜、無事に帰宅した、らしい…
と、後日、彼とその日一緒に走った彼の友人からそう聞いた。。。

 

 

 

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